70歳からエンディングノートを書いた方がいい理由
~「終活」ではなく、家族への最後の思いやり~

「エンディングノート」という言葉を聞くと、
「まだ元気だから早い。」
「縁起でもない。」
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、私は70歳を迎えて考え方が変わりました。
エンディングノートは、「人生の終わり」を準備するものではなく、**「今を安心して生きるためのノート」**なのです。
私が70歳になって感じたこと
70歳になると、体力や判断力は少しずつ変化していきます。
一方で、
- 年金
- 銀行口座
- クレジットカード
- スマートフォン
- インターネット証券
- パソコン
- SNS
など、管理しなければならないものは昔より増えています。
もし突然、自分に何かあったら…。
家族は、それらをすべて把握できるでしょうか。
その答えは、多くの場合「いいえ」です。
エンディングノートは家族への最後のプレゼント
家族が一番困るのは、
「何も分からないこと」です。
例えば、
- 銀行口座はどこにあるの?
- 証券会社は?
- 保険は入っている?
- スマホのロックは?
- パソコンのパスワードは?
- SNSはどうすればいい?
こうしたことが分からず、手続きに何か月もかかるケースもあります。
エンディングノートがあれば、家族は安心して手続きを進めることができます。
書いておきたい内容
全部を一度に書く必要はありません。
少しずつ書き足していけば十分です。
① 自分の基本情報
- 氏名
- 生年月日
- 本籍
- マイナンバー保管場所
② お金の情報
- 銀行口座
- 証券口座
- 年金
- 保険
- クレジットカード
※暗証番号そのものではなく、「保管場所」や「家族が確認できる方法」を記しておくと安心です。
③ デジタル情報
最近はこれが最も重要です。
- スマートフォン
- パソコン
- メール
- LINE
- SNS
- サブスクリプション
家族が分からないと解約できないサービスもあります。
④ 医療・介護
- 持病
- かかりつけ医
- 常用薬
- 延命治療についての希望
⑤ 家族へのメッセージ
これが一番大切かもしれません。
普段は照れくさくて言えない
「ありがとう」
を残しておけば、家族にとって一生の宝物になります。
遺言書との違い
意外と混同されますが、違いがあります。
| エンディングノート | 遺言書 |
|---|---|
| 法的効力はない | 法的効力がある |
| 自由に書ける | 決められた形式が必要 |
| 気軽に何度でも書き直せる | 作成方法にルールがある |
| 家族への希望や情報を書ける | 財産分与などを決める文書 |
エンディングノートは、**「家族への案内書」**と考えると分かりやすいでしょう。
70歳から始めるなら「完璧」を目指さない
最初から全部書こうと思う必要はありません。
今日は銀行口座だけ。
来週は保険だけ。
来月は家族へのメッセージだけ。
そんな書き方でも十分です。
年に一度見直す習慣をつければ、いつでも最新の情報を残せます。
私から皆さんへ
私は銀行員として多くのお客様と接してきました。
「元気なうちに準備しておけば良かった。」
その言葉を何度も聞いてきました。
エンディングノートは、「死ぬため」に書くものではありません。
残された家族が困らないために書く、人生最後の思いやりです。
70歳になった今だからこそ、自分自身の人生を振り返り、家族への感謝を形にしてみませんか。
参考までに、私が使用しているエンディングノートを載せておきます。→ こちらのエンディングノートになります。
アマゾンベストセラー1位のエンディングノートは→こちらです。
