第2回 70歳、JAXAのホームページに苦戦する
「H3ロケットを見に行こう」
そう決めてから、私はまず JAXA のホームページを見始めた。
しかし正直に言うと、
「どこに打ち上げ予定が書いてあるのか分からない」
のである。
私は70歳。
パソコンやスマホを全く使えないわけではない。
ブログも書いているし、YouTubeも見ている。
それでもJAXAのホームページは、かなり難しかった。
「6月10日打ち上げ予定」はどこに書いてあるのか
最初、私はJAXAのトップページを開いた。
そこには、
- 宇宙飛行士
- 人工衛星
- 宇宙研究
- 月探査
など、たくさんの情報が並んでいる。
しかし、
「H3ロケット 6月10日打ち上げ予定」
という大きな表示は見当たらない。
「おかしいな」
と思いながら探し続けた。
結局分かったのは、
打ち上げ予定は、
「プレスリリース」
の中に書かれていたということだった。
一般人からすると、
「イベント案内」
のように出ていると思うが、実際は違った。
JAXAは観光会社ではない。
技術機関なのである。



5月24日 (日)
本日、JAXAのホームページを見るとH3 ロケットの特設ページが設けられており見やすくなっていました。
スマホの画面を載せたので、興味がある方は確かめて見て下さい。
あくまでもプレスリリースが基本なので
ロケットの打ち上げ延期、中止などの確認はプレスリリースで確認です。

ロケット打ち上げ当日は、ライブ配信されるそうです。
昭和世代と宇宙情報
私たち昭和世代は、
- 新聞
- NHKニュース
- テレビ特番
で宇宙を見てきた。
子供の頃は、
Apollo 11 Moon Landing の月面着陸をテレビで見て、
「人間が本当に月へ行った」
ことに驚いた。
その頃は、
宇宙開発=国家的大イベント
だった。
だから自然と情報が入ってきた。
しかし今は違う。
情報はインターネットの中に埋もれている。
しかもJAXAのページは、専門用語も多い。
- 打ち上げウインドウ
- フェアリング
- ペイロード
- ミッション概要
など、慣れていない人には難しい言葉も並ぶ。
「延期」が普通の世界
さらに驚いたのは、
「ロケットは簡単には飛ばない」
ということだった。
私は最初、
「6月10日に打ち上げ」
と聞けば、
普通にその日に飛ぶと思っていた。
しかし調べていくと、
- 風
- 雷
- 上空気流
- 機体確認
などで簡単に延期される。
しかも数時間前でも中止になることがある。
これは昭和世代の感覚からすると、少し意外だった。
だが逆に、
そこに宇宙開発の難しさを感じた。
H3ロケットは「失敗できないロケット」
今回の H3 は、日本の次世代主力ロケットだ。
以前のH2Aロケットは非常に優秀だった。
しかし、
「コストが高い」
という問題があった。
そこでH3は、
- 部品削減
- 低コスト化
- 運用効率向上
を目指している。
しかし初号機では失敗も経験した。
だから今回の打ち上げは、
単なる「1回のロケット打ち上げ」ではない。
「日本の宇宙開発の未来」
がかかっているようにも感じる。
種子島は「宇宙の島」だった
調べていくうちに、種子島という島そのものにも興味が湧いてきた。
昔は、
「鉄砲伝来の島」
として歴史を変えた場所。
そして今は、
「宇宙への入口」
になっている。
これは偶然なのだろうか。
私はそうは思わない。
時代を変える技術は、いつの時代も人の流れを変えてきた。
鉄砲もそうだった。
そして今、ロケットが新しい時代を作ろうとしている。
70歳、まだ知らない世界がある
70歳になると、
「もう新しいことは分からない」
と思いがちだ。
しかし今回、JAXAのホームページを調べながら、
私は逆にワクワクしてきた。
知らないことが、まだたくさんある。
宇宙開発の世界は奥深い。
そして日本は今も挑戦を続けている。
それを知っただけでも、今回種子島へ行く意味がある気がしてきた。
次回予告
次回は、
「H3ロケットとは何か」
について、もう少し詳しく調べてみたい。
なぜ日本は新しいロケットを必要としているのか。
なぜ今、宇宙開発が重要なのか。
70歳の私なりに、考えてみたいと思う。
