昭和のアイドルベスト10
あの頃、私たちを夢中にさせたスターたち
テレビの歌番組が家族の楽しみだった昭和。
『ザ・ベストテン』『夜のヒットスタジオ』『スター誕生!』などを見ながら、「今日はあの歌手が出る」と楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
レコードを買い、歌詞カードを何度も読み、雑誌の切り抜きを集める――。今のようにインターネットもSNSもなかったからこそ、テレビの向こう側のアイドルは、まさに「スター」でした。
今回は、そんな昭和を彩ったアイドルの中から、知名度、人気、ヒット曲、後世への影響などを考えながら、私なりの**「昭和のアイドルベスト10」**を選んでみました。
※順位にはさまざまな意見があると思います。「自分ならこの人を入れる」という気持ちで、懐かしく読んでいただければ幸いです。
第10位 天地真理
https://www.youtube.com/watch?v=ME1gUJrYn28&list=RDg9OrYuHIx0s&index=2
1970年代前半を代表する国民的アイドルの一人が天地真理さんです。
「白雪姫」の愛称で親しまれ、明るい笑顔と親しみやすい雰囲気で大人気になりました。
代表曲には、
- 「水色の恋」
- 「ひとりじゃないの」
- 「虹をわたって」
などがあります。
当時の人気は歌だけにとどまらず、テレビ番組やCMなどにも広がりました。
「女性アイドル」という存在が日本のお茶の間に定着していく時代を象徴するスターだったと思います。
第9位 南沙織
https://www.youtube.com/watch?v=mCpRPr-mi8Y&list=RDmCpRPr-mi8Y&start_radio=1
1971年、「17才」でデビューした南沙織さん。
沖縄出身で、どこか都会的で自然体な雰囲気を持ったアイドルでした。


私との秘蔵写真が残っています。
南沙織さんとは、1954年生まれで同年齢です。
NHK松山での写真です。私も当時、高校2年生だったと思います。
それまでの芸能界のスターとは少し違う、身近な「普通の女の子」の魅力を感じさせたことも人気の理由でしょう。
「17才」「潮風のメロディ」「色づく街」など、今聴いても爽やかな昭和の空気を感じる曲が残っています。
南沙織さん、小柳ルミ子さん、天地真理さんは「新三人娘」と呼ばれ、1970年代前半のアイドル界を盛り上げました。
第8位 キャンディーズ
https://www.youtube.com/watch?v=uvBatbOfuHU&list=RDuvBatbOfuHU&start_radio=1
「普通の女の子に戻りたい」
この言葉を覚えている方も多いでしょう。
伊藤蘭さん、田中好子さん、藤村美樹さんの3人によるキャンディーズ。
「年下の男の子」「春一番」「暑中お見舞い申し上げます」「微笑がえし」など、現在でも耳にする名曲を数多く残しました。
1978年の後楽園球場での解散コンサートは、昭和芸能史を代表する出来事の一つです。
3人の明るさと親しみやすさ、そして美しいハーモニー。
グループアイドルの先駆けとして、後のアイドル文化にも大きな影響を与えました。
第7位 ピンク・レディー
https://www.youtube.com/watch?v=D3Zt9jdWZ3U&list=RDD3Zt9jdWZ3U&start_radio=1
1970年代後半、日本中の子どもたちが振り付けをまねしたのがピンク・レディーでした。
ミーとケイの二人が歌いながら踊る姿は、それまでの女性アイドルとはひと味違う強烈なインパクトがありました。
「ペッパー警部」「S・O・S」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」「UFO」「サウスポー」……。
曲名を並べるだけでも、当時の勢いが伝わってきます。
学校の休み時間や家の中で「UFO」の振り付けをまねした思い出のある方もいるでしょう。
まさに社会現象になった昭和のスーパーアイドルでした。
第6位 松田聖子
https://www.youtube.com/watch?v=SNX7rjkjm_E&list=RDSNX7rjkjm_E&start_radio=1&t=1780s
1980年代のアイドル黄金時代を語るうえで、松田聖子さんは絶対に外せません。
1980年にデビューすると、「青い珊瑚礁」「風は秋色」「夏の扉」「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」「SWEET MEMORIES」など、次々とヒット曲を生み出しました。
髪型をまねた「聖子ちゃんカット」も大流行。
歌だけでなく、髪型やファッション、生き方まで若い女性たちの憧れになりました。
そして何より驚くのは、昭和のアイドルとして登場しながら、その後も長く第一線で活躍してきたことです。
第5位 中森明菜
https://www.youtube.com/watch?v=gpJVylGN1gY&list=PLfw_M-2Kl7rDjH33EoIGuGmMRjrYGFAV_
松田聖子さんと並び、1980年代を代表するアイドルが中森明菜さんです。
明るく可愛らしいアイドルが多かった時代に、少し影のある大人びた雰囲気で登場しました。
「少女A」「セカンド・ラブ」「北ウイング」「飾りじゃないのよ涙は」「DESIRE -情熱-」など、今も歌い継がれる名曲が数多くあります。
特に「DESIRE -情熱-」で見せた衣装と振り付けは強烈な印象を残しました。
「かわいい」だけではない。
歌唱力、表現力、ファッションを含めて自分の世界を作り上げた、昭和を代表する歌姫です。
第4位 郷ひろみ
https://www.youtube.com/watch?v=rkQyrDC1rg0&list=RDrkQyrDC1rg0&start_radio=1
男性アイドルからも選びましょう。
1970年代に西城秀樹さん、野口五郎さんとともに「新御三家」と呼ばれた郷ひろみさん。
「男の子女の子」「よろしく哀愁」「お嫁サンバ」「2億4千万の瞳」など、多くのヒット曲を残しています。
何よりすごいのは、若い頃のアイドル人気だけで終わらず、長年にわたってスターであり続けていること。
ステージでの華やかさという意味では、昭和を代表する男性アイドルの一人でしょう。
第3位 西城秀樹
https://www.youtube.com/watch?v=fUINf1xzInY&list=RDfUINf1xzInY&start_radio=1
「ヒデキ!」の声援が日本中に響いた時代がありました。
西城秀樹さんは、歌唱力だけでなく、ダイナミックなステージパフォーマンスで圧倒的な人気を集めました。
「情熱の嵐」「傷だらけのローラ」「ブーメラン ストリート」「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」など、観客と一緒に盛り上がれる曲も数多くあります。
特に「YOUNG MAN」は、世代を超えて知られる一曲になりました。
野球場での大規模コンサートなど、後の日本のライブ文化にもつながる活動を展開した点でも忘れられない存在です。
第2位 山口百恵
https://www.youtube.com/watch?v=Jmck0htzMwo&list=RDJmck0htzMwo&start_radio=1
昭和のアイドルを語るなら、山口百恵さんは欠かせません。
1973年にデビューし、「ひと夏の経験」「横須賀ストーリー」「秋桜」「いい日旅立ち」「プレイバックPart2」など数々の名曲を残しました。
かわいらしい少女から、少しずつ大人の女性へ。
その成長を日本中が見守ったアイドルだったように思います。
そして1980年、人気絶頂の21歳で芸能界を引退。
引退コンサートでステージにマイクを置いた姿は、昭和芸能史に残る名場面となりました。
その後、表舞台から距離を置き続けたことも、山口百恵という存在を特別なものにしています。
第1位 美空ひばり
https://www.youtube.com/watch?v=dSslJ60qBbU&list=RDdSslJ60qBbU&start_radio=1
「アイドル」という言葉の現代的な意味から考えると少し違うかもしれません。
しかし、昭和という時代を代表する国民的スターという意味で、第1位には美空ひばりさんを挙げたいと思います。
子どもの頃から天才少女として注目され、歌謡曲、映画、舞台と幅広く活躍しました。
「悲しき口笛」「リンゴ追分」「港町十三番地」「柔」「愛燦燦」「川の流れのように」――。
戦後の復興、高度経済成長、そして昭和の終わりまで、日本人とともに歩んだ歌手でした。
1988年の東京ドーム公演で見せた姿を覚えている方も多いでしょう。
美空ひばりさんは単なる人気歌手ではなく、昭和そのものを象徴するスターだったのではないでしょうか。
惜しくもベスト10に入らなかった昭和のスターたち
昭和には、10人だけでは到底紹介しきれないほど多くのアイドルがいました。
小柳ルミ子さん、桜田淳子さん、麻丘めぐみさん、浅田美代子さん、太田裕美さん、岩崎宏美さん、石野真子さん、榊原郁恵さん、河合奈保子さん、小泉今日子さん、柏原芳恵さん、早見優さん、堀ちえみさん、松本伊代さん、近藤真彦さん、田原俊彦さん、野口五郎さん……。
そして忘れてはいけないのが、「花の中三トリオ」山口百恵さん・桜田淳子さん・森昌子さんです。
さらに1980年代後半には、おニャン子クラブや工藤静香さんなどが登場し、アイドルのあり方そのものが変わっていきました。
昭和のアイドルは、なぜこんなにも記憶に残るのか
今はYouTubeやSNSを開けば、好きな歌手の映像をいつでも見ることができます。
しかし昭和は違いました。
好きなアイドルを見るためにテレビの前で待つ。
新曲が出ればレコード店へ行く。
ラジオから流れてきた曲をカセットテープに録音する。
明星や平凡の付録の歌本を見ながら歌う。
そうした一つひとつの行動そのものが、青春の思い出になっていました。
だから昭和の歌を聴くと、単に「懐かしい曲だ」と感じるだけではありません。
その歌を聴いていた頃の自分まで、一緒によみがえってくるのです。
「この歌が流行った頃、私は何をしていただろう?」
「誰と一緒にテレビを見ていただろう?」
「初めて買ったレコードは何だっただろう?」
そんなことを思い出させてくれるのが、昭和歌謡の魅力なのかもしれません。
まとめ あなたの昭和No.1アイドルは誰ですか?
今回の順位は、
第1位 美空ひばり
第2位 山口百恵
第3位 西城秀樹
第4位 郷ひろみ
第5位 中森明菜
第6位 松田聖子
第7位 ピンク・レディー
第8位 キャンディーズ
第9位 南沙織
第10位 天地真理
としました。
ただし、昭和を実際に生きてきた世代にとって、アイドルの順位は単純な売上枚数だけでは決められません。
青春時代に好きだった人こそ、その人にとっての「第1位」だからです。
テレビの前で夢中になったあの頃。
レコードに針を落とした瞬間。
ラジオから好きな曲が流れてきた時の嬉しさ。
昭和のアイドルを振り返ることは、自分自身の青春を振り返ることでもあります。
さて、皆さんにとっての「昭和のアイドル第1位」は誰でしょうか。
ぜひ、あの頃の思い出と一緒に振り返ってみてください。
