第4回 JAXAは何を目指しているのか――日本は宇宙で何をしようとしているのか
H3ロケットについて調べていくうちに、私は次第に、
「そもそもJAXAは何を目指しているのか」
が気になり始めた。
ロケットを飛ばすだけなら、莫大なお金は必要ない。
しかし日本は今も宇宙開発を続けている。
それは単なる夢やロマンだけではない。
そこには、
- 防衛
- 通信
- AI
- 災害対策
- 月探査
など、日本の未来そのものが関係しているように思えてきた。
JAXAとは何か
JAXA は、日本の宇宙航空研究開発機構である。
簡単に言えば、
「日本の宇宙開発を担う組織」
だ。
アメリカで言えば NASA に近い存在である。
しかしJAXAは、単に宇宙飛行士を送り出すだけの組織ではない。
- ロケット開発
- 人工衛星
- 月探査
- 小惑星探査
- 地球観測
- 宇宙ステーション実験
など、多くの研究を行っている。
日本は宇宙技術で世界トップレベルだった
日本人は意外と知らないが、
日本の宇宙技術は世界でもかなり高い
と言われている。
特に有名なのが、
Hayabusa2 である。
小惑星「リュウグウ」へ行き、
- 着陸
- サンプル採取
- 地球帰還
まで成功した。
これは世界でも非常に難しい技術だった。
私は当時ニュースを見ながら、
「日本はまだこんな技術を持っていたのか」
と驚いた記憶がある。
月面着陸にも成功した日本
さらに最近では、
SLIM によって、日本は月面着陸にも成功した。
しかもただ降りるだけではない。
「狙った場所へ正確に降りる」
ピンポイント着陸技術である。
これは将来、
- 月面基地
- 月資源探査
につながる技術だという。
私たち昭和世代からすると、
月面着陸と言えばアポロ11号だった。
それを日本が実際に行っている時代になったのである。
宇宙は夢ではなく「国家インフラ」になった
昔、宇宙開発は夢の象徴だった。
しかし現在、宇宙は現実そのものになっている。
例えば私たちのスマホも、
- GPS
- 天気予報
- 通信
- 災害情報
など、多くが衛星に依存している。
つまり、
「宇宙なしでは現代社会は動かない」
時代になった。
なぜ日本は宇宙開発を続けるのか
私は今回調べていて、
日本が宇宙開発を続ける理由が少し見えてきた。
それは、
「日本が独立して生きるため」
なのではないかと思う。
もし日本が自前のロケットを失えば、
- 人工衛星
- 防衛衛星
- 通信衛星
を、他国に頼らなければならない。
それは安全保障上、大きな問題になる。
宇宙と防衛の時代
今、世界は大きく変わっている。
ウクライナ戦争でも分かったように、
現代の戦争は、
- 衛星通信
- GPS
- ドローン
- ミサイル監視
なしでは成立しない。
つまり、
「宇宙を制する国が強い」
時代になっている。
そのため日本も、
- 情報収集衛星
- 通信衛星
- 防衛宇宙
を強化し始めている。
H3ロケットはその入口
そこで重要になるのが、
H3 だ。
H3は単なるロケットではない。
- 防衛
- AI
- 通信
- 月探査
- 火星探査
など、未来技術を支える土台になる。
もしH3が安定して成功すれば、
日本は宇宙利用を本格化できる可能性がある。
日本は有人ロケットを持てるのか
私たち昭和世代にとって、
宇宙と言えば、
- ガガーリン
- アポロ11号
- スペースシャトル
だった。
しかし日本には、まだ有人ロケットがない。
だから私は思う。
いつか日本独自の有人宇宙船ができる日が来るのだろうか。
その第一歩が、今のH3なのかもしれない。
種子島は「未来の入口」なのかもしれない
昔、種子島は鉄砲伝来によって日本の歴史を変えた。
そして今、ロケットによって再び時代を変えようとしている。
それは偶然ではない気がする。
新しい技術は、いつの時代も新しい未来を作る。
種子島は今、
「宇宙への玄関口」
になっているのだと思う。
70歳、まだ未来にワクワクできる
70歳になると、
「もう新しい未来なんてない」
と思う人もいるかもしれない。
しかし私は今、
久しぶりに未来へワクワクしている。
日本はまだ挑戦している。
その現場を、この目で見てみたい。
だから私は種子島へ向かうのである。
次回予告
次回は、
「種子島へ向かう――ロケットの島への旅」
について書いてみたい。
鹿児島港、高速船トッピー、そして宇宙の島。
70歳のロケット旅が、いよいよ始まる。
