特別編 はやぶさが日本人に与えたもの――宇宙を夢見た若者たちとJAXAという職場
H3ロケットについて調べていくうちに、私はあることを強く感じるようになった。
それは、
「宇宙開発は、人の夢で動いている」
ということだ。
ロケットや人工衛星だけを見ていると、どうしても技術の話になってしまう。
しかし、その裏には、
- 宇宙を夢見た少年
- 飛行機に憧れた学生
- ロケットに人生を賭けた技術者
たちがいる。
そして、その象徴が「はやぶさ」だったのではないかと思う。
「はやぶさ」は映画になった
「はやぶさ」は、小惑星イトカワへ向かった探査機である。
しかし、この探査機は順風満帆ではなかった。
- エンジントラブル
- 燃料漏れ
- 通信断絶
- 姿勢制御異常
など、数えきれない問題を抱えた。
普通なら途中で終わっていてもおかしくなかった。
それでも「はやぶさ」は、ボロボロになりながら地球へ帰ってきた。
その姿が多くの日本人の心を打ち、
映画化までされた。
特に有名なのが、
『はやぶさ 遥かなる帰還』
である。
主演は 渡辺 謙
映画では、華やかな宇宙飛行よりも、
- 技術者たちの葛藤
- プレッシャー
- 失敗
- それでも諦めない姿
が描かれていた。
私は映画を見ながら、
「これは宇宙映画ではなく、日本人の物語だ」
と思った記憶がある。
なぜ日本人は「はやぶさ」に感動したのか
私は、その理由は、
「完璧ではなかった」
からだと思う。
アメリカのNASAは圧倒的だ。
巨大予算、
巨大ロケット、
世界最高技術。
しかし日本の「はやぶさ」は違った。
決して余裕のある挑戦ではなかった。
むしろ、
「小さなチームが、知恵と執念で宇宙へ挑んだ」
ように見えた。
それが日本人の心に響いたのではないかと思う。
私は、JAXAの動画「はやぶさ」帰還編を見て感動しました。
JAXAという職場
JAXA は、日本の宇宙開発を担う組織である。
職員数は約1500人ほどと言われる。
しかし、その採用倍率は非常に高い。
理系学生たちの憧れの職場でもある。
おそらく、そこには単なる「就職先」ではない魅力があるのだろう。
「宇宙少年」たちの集まり
JAXA職員には、
- 子供の頃から宇宙好き
- 飛行機好き
- ロケット好き
だった人が多いという。
大学時代、
- 人力飛行機
- 鳥人間コンテスト
- 航空宇宙工学
に夢中になった若者たちが、
そのまま宇宙開発の世界へ進む。
彼らは、お金儲けだけで宇宙をやっているわけではない。
もちろん現実は厳しい。
ロケット失敗の責任もある。
国家予算の重圧もある。
しかしそれでも、
「宇宙へ行きたい」
「日本の宇宙開発を進めたい」
という夢を持った人たちが集まっているように思う。
日本人宇宙飛行士もJAXA職員
例えば、
- 若田光一
- 野口聡一
- 星出彰彦
など、日本人宇宙飛行士たちもJAXA所属である。
彼らはNASAで活動していても、
日本の宇宙開発を背負っている。
つまり日本は、
独自有人ロケットはまだなくても、
「宇宙へ挑戦する国」
ではあるのだ。
昭和世代と宇宙の夢
私たち昭和世代は、
- ガガーリン
- アポロ11号
- 宇宙戦艦ヤマト
- 銀河鉄道999
を見て育った。
宇宙は夢だった。
未来そのものだった。
しかし大人になるにつれ、
「日本はもう技術で勝てない」
そんな空気も感じるようになった。
だからこそ私は、
「はやぶさ」やH3ロケットを見ると、
「日本はまだ挑戦している」
と感じるのである。
種子島へ行く理由
今回、私は種子島へ行く。
単にロケットを見るだけではない。
その裏で働く、
- 技術者
- 若者
- 宇宙飛行士
- 夢を追った人たち
の存在も感じたい。
ロケットは、
機械だけでは飛ばない。
そこには、
「宇宙を夢見た人間たち」
の思いが詰まっている。
私は今回、その空気を感じに行くのである。
