70歳で巡る高知の海と幕末の旅

ジョン万次郎を追いかけて見えた「世界につながる土佐」

「海の向こうには、どんな世界があるのだろう。」

そんな思いを持った一人の少年が、幕末の日本を変えるきっかけを作りました。
その人物が、ジョン万次郎 です。

今回私は、松山から高知県西南部を巡り、ジョン万次郎の足跡と、黒潮文化、そして幕末の土佐藩の空気を感じる旅に出ました。

この旅は単なる観光ではなく、「海が日本を変えた」というテーマを実感する時間になりました。


黒潮町・入野海岸のTシャツアート展

最初に向かったのは、入野海岸(Tシャツアート展) です。

広い砂浜に、無数の白いTシャツが風になびく光景は、想像以上に美しく、まるで空と海とアートが一体化しているようでした。

黒潮町は、太平洋の開放感がそのまま町の雰囲気になっています。
都会にはない「ゆっくり流れる時間」がありました。

昼食は、カツオふれあいセンター 黒潮一番館 へ。

藁焼きのカツオの塩たたきは絶品でした。
香ばしい藁の香りと、分厚いカツオの旨みは、まさに高知らしい味です。


四万十市から柏島への絶景ドライブ

翌朝、ホテルサンリバー四万十 を出発し、海岸線を南下しました。

途中、竜串海岸 に立ち寄ります。

ここは普通の海岸ではありません。
何百万年もかけて波が削り出した奇岩群は、「地球の歴史」を感じさせます。

そして今回の旅の大きな目的地、柏島 に到着しました。

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橋の上から見た海は、驚くほど透明で、船が空中に浮いているように見えます。

「日本にもこんな海があるのか」

そう思うほどの美しさでした。


ジョン万次郎と海の向こうの世界

午後からは、ジョン万次郎記念館 を訪れました。

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14歳で漂流し、アメリカへ渡った万次郎。

当時の日本は鎖国中でした。
そんな時代に、英語や航海術、世界経済を学んだ万次郎は、まさに「世界を見た日本人の先駆け」でした。

特に印象的だったのは、アメリカの捕鯨産業の話です。

当時のクジラは、現代の石油のような存在でした。
巨大な国際産業であり、万次郎はその世界を実際に見ていたのです。

高知の海と、世界がつながっていた。
それを実感しました。


足摺岬で感じた地球の大きさ

その後、足摺岬 へ。

断崖の先に広がる太平洋。

波の音を聞きながら歩いていると、自分がとても小さな存在に思えてきます。

ジョン万次郎も、この海を見ながら世界へ思いを馳せていたのかもしれません。

宿泊した 足摺サニーサイドホテル では、静かな海を眺めながら旅の余韻に浸りました。


高知城で幕末の土佐を感じる

最終日は高知市へ。

昼食は、ひろめ市場 で鯨カツカレーをいただきました。

その後、高知城と高知城歴史博物館 を見学。

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ここで、山内容堂、吉田東洋、武市半平太、坂本龍馬など、幕末の土佐藩の人物たちの関係が少しずつつながって見えてきました。

特に感じたのは、

「海を見た者が、日本を変えていった」

ということです。

ジョン万次郎が世界を知り、坂本龍馬が海援隊を作り、土佐藩が大政奉還へつながっていく。

その流れの原点には、黒潮と太平洋があったのだと思います。


旅を終えて感じたこと

今回の旅は、

  • 黒潮
  • 幕末
  • 世界
  • 土佐藩

が一本につながる旅でした。

70歳になっても、まだ知らない日本がある。
まだ感動できる景色がある。

それを改めて感じました。

高知県西南部は、単なる観光地ではなく、「日本が世界へ開かれていく入口」だったのかもしれません。

ジョン万次郎が見た海を、ぜひ一度、自分の目で見てみてください。

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