今日のニュース 深掘り 救急車で運ばれた時、あなたの薬を説明できますか?

70代から作っておきたい「医療情報1枚シート」

2026年9月20日

突然、胸が苦しくなった。

家の中で転倒した。

意識がもうろうとして119番した。

そんな時、救急隊員から、

「持病はありますか?」
「いつも飲んでいる薬は?」
「かかりつけの病院はどこですか?」

と聞かれたら、すぐに答えられるでしょうか。

普段なら答えられても、救急車を呼ぶほど具合が悪い時には難しいかもしれません。

特に一人暮らしの場合は、自分が話せなければ家族に聞いてもらうこともできません。

そこで70代になったら作っておきたいのが、

「医療情報1枚シート」

です。


今年の「世界患者安全の日」のテーマは?

9月17日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界患者安全の日」です。

2026年のテーマは、

「Safe care for noncommunicable diseases」
(非感染性疾患の安全な医療)

です。

高血圧や糖尿病など、長く付き合っていく病気の安全な医療について考える年になっています。

厚生労働省も医療機関や患者団体などと協力して啓発活動を行っています。


救急隊員が知りたい情報とは?

消防庁によると、救急隊員は救急現場で、

名前・生年月日
かかりつけの病院
これまでの病歴
服用している薬

などを確認します。

なぜなら、こうした情報は、

搬送する病院を決めること

救急車内で必要な処置をすること

病院到着後、早く治療を始めること

などに役立つからです。

ところが救急時には、本人が苦しんでいたり、家族も動揺していたりして、正確に説明できないことがあります。

そこで、元気なうちに準備しておくのです。


「医療情報1枚シート」に何を書く?

難しく考える必要はありません。

A4用紙1枚程度に、最低限、次の情報を書いておきます。

① 基本情報

氏名、生年月日、血液型

② 現在治療している病気

高血圧、糖尿病、心臓病など

③ 現在飲んでいる薬

薬の名前、飲む回数など

できれば薬局でもらう「薬剤情報提供書」のコピーも一緒にしておきます。

④ アレルギー

薬や食べ物など、分かっているものを記載します。

⑤ かかりつけ医

病院名、診療科、医師名、電話番号

⑥ 緊急連絡先

家族や親族など、緊急時に連絡してほしい人。

⑦ その他、医療関係者に伝えたいこと

過去の大きな手術など、重要と思われる情報を書きます。


お薬手帳も重要

厚生労働省は、スマートフォンで薬の服用歴などを管理できる電子版お薬手帳についても情報提供しています。

電子版では、薬の記録だけでなく血圧や血糖値などを管理できるものもあります。

ただし私は、70代では、

「デジタル+紙」

の両方を準備しておくと安心だと思います。

救急時にスマートフォンのロックを解除できるとは限らないからです。


「マイナ救急」も全国で始まっている

もう一つ知っておきたいのが、

「マイナ救急」

です。

2025年10月から全国で実施されています。

救急隊員がマイナ保険証を活用して、過去に受診した医療機関や処方された薬などの情報を確認できる仕組みです。

実証事業では、意識障害で本人から情報を聞けなかったケースや、外出先でお薬手帳を持っていなかったケースでも医療情報の確認に役立ったと報告されています。

非常に便利な仕組みです。

ただし、

「マイナ救急があるから何も準備しなくていい」

と考える必要はないでしょう。

紙の医療情報シート、お薬手帳、マイナ保険証。

複数の方法で備えておけば、より確実です。


作ったシートは「冷蔵庫」に

医療情報シートを作っても、

「どこへしまったか分からない」

では意味がありません。

消防庁には、患者ごとの持病や緊急連絡先などを記入する「救急情報シート」の様式もあります。

家庭で準備する場合は、家族とも相談して、

冷蔵庫など「決めた場所」に保管する

方法があります。

そして、

「救急用の医療情報はここにある」

と家族にも伝えておきます。

財布などに、

「救急医療情報は自宅の冷蔵庫にあります」

と書いた小さなカードを入れておく方法も考えられます。


一度作って終わりではない

ここが重要です。

薬は変わります。

病院も変わります。

緊急連絡先も変わる可能性があります。

そこで、

病院から薬が変更された時に更新する

というルールにしておくと分かりやすいでしょう。

シートには、

「最終更新日 2026年○月○日」

と必ず書いておきます。

古い薬の情報が残ったままにならないようにするためです。


まとめ

救急時は「自分で説明できない」ことを前提に準備する

70代になったら、

「自分の病気くらい自分で説明できる」

だけではなく、

「自分が説明できなくても、医療情報が伝わる状態」

を作っておくことが大切ではないでしょうか。

準備するものは難しくありません。

A4の医療情報1枚シート
お薬手帳
マイナ保険証

この3つです。

元気な時には必要性を感じないかもしれません。

しかし、本当に必要になるのは、

自分で説明することが難しくなった時です。

「そのうち作ろう」ではなく、

元気な今だからこそ、1枚作っておく。

それが70代からできる、小さな「命を守る準備」だと思います。

今日のニュース 深掘り

救急車で運ばれた時、あなたの薬を説明できますか?

70代から作っておきたい「医療情報1枚シート」

2026年9月20日

突然、胸が苦しくなった。

家の中で転倒した。

意識がもうろうとして119番した。

そんな時、救急隊員から、

「持病はありますか?」
「いつも飲んでいる薬は?」
「かかりつけの病院はどこですか?」

と聞かれたら、すぐに答えられるでしょうか。

普段なら答えられても、救急車を呼ぶほど具合が悪い時には難しいかもしれません。

特に一人暮らしの場合は、自分が話せなければ家族に聞いてもらうこともできません。

そこで70代になったら作っておきたいのが、

「医療情報1枚シート」

です。


今年の「世界患者安全の日」のテーマは?

9月17日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界患者安全の日」です。

2026年のテーマは、

「Safe care for noncommunicable diseases」
(非感染性疾患の安全な医療)

です。

高血圧や糖尿病など、長く付き合っていく病気の安全な医療について考える年になっています。

厚生労働省も医療機関や患者団体などと協力して啓発活動を行っています。


救急隊員が知りたい情報とは?

消防庁によると、救急隊員は救急現場で、

名前・生年月日
かかりつけの病院
これまでの病歴
服用している薬

などを確認します。

なぜなら、こうした情報は、

搬送する病院を決めること

救急車内で必要な処置をすること

病院到着後、早く治療を始めること

などに役立つからです。

ところが救急時には、本人が苦しんでいたり、家族も動揺していたりして、正確に説明できないことがあります。

そこで、元気なうちに準備しておくのです。


「医療情報1枚シート」に何を書く?

難しく考える必要はありません。

A4用紙1枚程度に、最低限、次の情報を書いておきます。

① 基本情報

氏名、生年月日、血液型

② 現在治療している病気

高血圧、糖尿病、心臓病など

③ 現在飲んでいる薬

薬の名前、飲む回数など

できれば薬局でもらう「薬剤情報提供書」のコピーも一緒にしておきます。

④ アレルギー

薬や食べ物など、分かっているものを記載します。

⑤ かかりつけ医

病院名、診療科、医師名、電話番号

⑥ 緊急連絡先

家族や親族など、緊急時に連絡してほしい人。

⑦ その他、医療関係者に伝えたいこと

過去の大きな手術など、重要と思われる情報を書きます。


お薬手帳も重要

厚生労働省は、スマートフォンで薬の服用歴などを管理できる電子版お薬手帳についても情報提供しています。

電子版では、薬の記録だけでなく血圧や血糖値などを管理できるものもあります。

ただし私は、70代では、

「デジタル+紙」

の両方を準備しておくと安心だと思います。

救急時にスマートフォンのロックを解除できるとは限らないからです。


「マイナ救急」も全国で始まっている

もう一つ知っておきたいのが、

「マイナ救急」

です。

2025年10月から全国で実施されています。

救急隊員がマイナ保険証を活用して、過去に受診した医療機関や処方された薬などの情報を確認できる仕組みです。

実証事業では、意識障害で本人から情報を聞けなかったケースや、外出先でお薬手帳を持っていなかったケースでも医療情報の確認に役立ったと報告されています。

非常に便利な仕組みです。

ただし、

「マイナ救急があるから何も準備しなくていい」

と考える必要はないでしょう。

紙の医療情報シート、お薬手帳、マイナ保険証。

複数の方法で備えておけば、より確実です。


作ったシートは「冷蔵庫」に

医療情報シートを作っても、

「どこへしまったか分からない」

では意味がありません。

消防庁には、患者ごとの持病や緊急連絡先などを記入する「救急情報シート」の様式もあります。

家庭で準備する場合は、家族とも相談して、

冷蔵庫など「決めた場所」に保管する

方法があります。

そして、

「救急用の医療情報はここにある」

と家族にも伝えておきます。

財布などに、

「救急医療情報は自宅の冷蔵庫にあります」

と書いた小さなカードを入れておく方法も考えられます。


一度作って終わりではない

ここが重要です。

薬は変わります。

病院も変わります。

緊急連絡先も変わる可能性があります。

そこで、

病院から薬が変更された時に更新する

というルールにしておくと分かりやすいでしょう。

シートには、

「最終更新日 2026年○月○日」

と必ず書いておきます。

古い薬の情報が残ったままにならないようにするためです。


まとめ

救急時は「自分で説明できない」ことを前提に準備する

70代になったら、

「自分の病気くらい自分で説明できる」

だけではなく、

「自分が説明できなくても、医療情報が伝わる状態」

を作っておくことが大切ではないでしょうか。

準備するものは難しくありません。

A4の医療情報1枚シート
お薬手帳
マイナ保険証

この3つです。

元気な時には必要性を感じないかもしれません。

しかし、本当に必要になるのは、

自分で説明することが難しくなった時です。

「そのうち作ろう」ではなく、

元気な今だからこそ、1枚作っておく。

それが70代からできる、小さな「命を守る準備」だと思います。

※ 記事の根拠として、厚生労働省は2026年の「世界患者安全の日」のテーマを「Safe care for noncommunicable diseases」としています。

※ 緊急情報シートの例として、「京都市山科区在宅医療・介護連携支援センター」さんの緊急情報シートが良く出来ていると思うので参考にして下さい。ページの一番下の方にあります。
こちらです

※ 「持ってて良かった私の緊急情報シート」の動画をご覧ください。
こちらです。

※ 「あなたの命を守るマイナ救急」この動画も是非ご覧ください。
こちらです。

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