第7回 H3ロケット打ち上げ成功で日本はどう変わるのか――宇宙が切り開く未来
種子島で考えたこと
今回、私は種子島を訪れた。

残念ながらH3ロケットの打ち上げそのものを見ることはできなかった。
しかし、宇宙センターを見学し、地元の方や技術者の方と話をする中で、あることを強く感じた。
それは、
「H3ロケットは単なるロケットではない」
ということだ。
日本の未来を乗せたロケットなのである。
もしH3ロケットが安定して成功を続けるようになれば、日本は大きく変わっていくかもしれない。
日本の防衛が変わる

今の時代、防衛は宇宙抜きには語れない。
昔の戦争は、
- 戦車
- 軍艦
- 戦闘機
が中心だった。

しかし現在は、
- GPS
- 通信衛星
- 偵察衛星
- ミサイル監視衛星
が重要になっている。
ウクライナ戦争でも、衛星通信の重要性が注目された。
日本も今後、
- 情報収集衛星
- 防衛通信衛星
- ミサイル監視衛星
を増やしていくことになるだろう。
その衛星を宇宙へ運ぶのがH3ロケットなのである。
AIの発展につながる
AIはコンピューターだけで進歩するわけではない。

大量のデータが必要になる。
例えば、
- 気象観測
- 海洋観測
- 農業データ
- 災害監視
などの情報は衛星から送られてくる。
宇宙から見た地球のデータをAIが分析することで、
- 災害予測
- 農業効率化
- 漁場予測
- インフラ管理
などが可能になる。
つまり、
宇宙とAIはつながっている
のである。
宇宙の謎が少しずつ解明される

日本は、
- はやぶさ
- はやぶさ2
- SLIM
などで世界を驚かせてきた。
小惑星から石を持ち帰り、
月面へ正確に着陸する技術も手に入れた。
今後は、

- 月探査
- 火星衛星探査
- 深宇宙探査
へ進んでいく。
宇宙の誕生。
地球の起源。
生命の謎。
そんな壮大なテーマにも日本が挑戦している。
私は子供の頃、
アポロ11号の月面着陸をテレビで見た。
あの時感じた宇宙への憧れは、今も変わらない。
通信がさらに発展する
私たちはスマートフォンを当たり前のように使っている。
しかし、
- GPS
- 衛星通信
- 気象情報
など、多くのサービスは宇宙とつながっている。
今後、
衛星通信網が発展すれば、
山間部や離島でも高速通信が利用できるようになる。
災害時にも強い通信網が構築できる。
宇宙は遠い存在ではなく、
私たちの生活そのものを支えているのである。
日本経済の起爆剤になる可能性

かつて日本は、
- 新幹線
- 自動車
- 家電
- 半導体
で世界をリードした。
しかし近年は、
「日本は元気がない」
と言われることも多い。
私はそうは思わない。
宇宙産業には大きな可能性がある。
ロケットだけではない。
- 人工衛星
- 通信
- AI
- 防衛
- データ産業
など、多くの産業が宇宙と結びついている。

もしH3ロケットが安定運用されれば、
日本企業が宇宙ビジネスへ参入する機会も増えるだろう。
私は、
宇宙産業は日本経済の新しい柱になるかもしれない
と思っている。
若者たちに夢を与える
今回、種子島へ行って一番感じたことは、
宇宙開発は若者の力で支えられているということだった。
JAXA。
三菱重工。
IHI。
大学の研究者。
多くの若者たちが宇宙を夢見て働いている。
私たち昭和世代は、
- ガガーリン
- アポロ11号
- 宇宙戦艦ヤマト
- 銀河鉄道999
に夢を見た。
今の若者たちは、
- 月面基地
- 火星探査
- 宇宙ロボット
- AI宇宙開発
を目指している。
それは素晴らしいことだと思う。
日本はまだ挑戦している
失われた30年と言われることがある。
しかし種子島で感じたのは、
「日本はまだ挑戦している」
ということだった。
H3ロケットは失敗も経験した。
それでも技術者たちは諦めなかった。
原因を調べ、
改善し、
再び宇宙へ挑戦している。
その姿勢こそが日本の強みではないだろうか。
70歳の私が感じたこと
私は今回、
ロケット打ち上げを見ることはできなかった。
それでも種子島へ行って良かったと思っている。
なぜなら、
日本の未来を見ることができたからだ。
宇宙は遠い世界ではない。
私たちの暮らし、
日本の安全、
日本の経済、
そして若者たちの夢につながっている。
H3ロケットが成功し続けることを願いながら、
私はこれからも日本の宇宙開発を応援していきたいと思う。
シリーズ最終回へ
次回はいよいよ最終回。
「70歳、種子島で見つけた日本の未来」
として、この旅で感じたことを総まとめしてみたい。
