海外でパスポート、財布、スマホが盗まれると大変なこととなります。

そして今のご時勢、スマホは個人情報の塊であり、本体も高額な上、時に銀行と密接なアプリまで含まれています。

まず、海外でスリに遭わないための防犯対策を知っておきましょう。
1. カバンは身体の前で持つようにしましょう。


2. ポケットに財布等貴重品を入れないようにしよう。
特に財布を後のポケットに入れておくのはかなり危険です。


3. ホテルのレストラン等物をテーブルの上に置かないよう注意しよう。
 物を盗られる危険性大です。


4. 貴重品は分散させて保管しよう。
 万が一、財布などが盗難にあってしまったときのために、現金やクレジットカードなどは分散して持つことがおすすめです。
1つの財布ですべてを保管していると、盗難にあったときに路頭に迷ってしまう可能性があります。


5. 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入している場合、携帯品の盗難補償が受けられるケースもあります。
同じく、クレジットカードに付帯されている旅行保険でも、盗難補償を提供している場合もあります。ただし、海外旅行保険の補償を受けるためには、盗難証明書や被害届が必要になります。

6. 渡航前にバックアップしておきましょう
紛失にしろ盗難にしろ、なくなったスマホはほぼ戻ってきません。アドレスや写真など、なくしたくないデータはパソコンなどにバックアップしておくことが大事です。

7. スマホにストラップをつける。

スマホを写真のようにストラップでつなぐ。

8. セキュリティーポーチで管理する。

スキミング防止セキュリティーポーチをお腹に巻き管理する。

以上のように、海外へ渡航する際には、防犯対策を考えてみましょう。

対策をとった上で、もしも海外で盗難の被害にあってしまったら・・・

スマホが盗まれた時の対応

iphoneかandroidかによって対策が異なるものがあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

①紛失モードに設定・ロック方法
まずはすぐにしないといけない対応です。スマホに紛失モード設定やロックをかけないと、情報を抜き取られる可能性があります。この設定を行うことで、2次被害の可能性が低くなるため、すぐに行いましょう。

iphoneの場合

iphoneの紛失モードをオンにしましょう。オンにすることで、支払い用のカード情報やサービスなどがすべて停止されます。また、iPhoneが紛失中であることと連絡方法を表示するメッセージも表示させることが出来ます。
紛失モードにするには、パソコンや同行者のスマートフォンなどからiCloud.comにアクセスし、盗まれたスマホのApple IDでログインします。ログインができたら、Apple IDに紐づけられている端末が表示されますので、盗まれてしまったスマホを選択して、紛失モードをクリックしましょう。紛失モードを選択すると、失くしてしまったスマホのパスコードの入力や、現在連絡ができる電話番号の入力を求められますので、画面の指示に従って操作してくださいね。同じApple IDで登録しているiPadなどがあれば、iPhoneを探すアプリでも紛失モードをオンにできますよ。
そして、iPhoneの紛失モードをオンにするためには、事前にスマホの設定を完了しておく必要があります。海外旅行に行く前に、あらかじめiPhoneの設定画面から、iPhoneを探すをオンにしておくことをおすすめします。また、iPhone探すをオンにしておけば、スマホの現在地を調べることもできますので、運が良ければスマホを無事に保護できるかもしれません!

詳しくはこちらのiCloudユーザガイドをご確認ください。

androidoの場合

androidのスマホは、Googleアカウントの設定をしていれば、デバイスの位置の特定や端末のロック、データの消去などができます。

まず、パソコンや同行者のスマホなどからandroid.com/findにアクセスします。スマホに登録してあるGoogleアカウントを使ってログインしたあと、画面に表示されている紛失したデバイスをクリックしましょう。もし、紛失したスマホの電源がついていて、通信ができる状態であれば、次の画面でスマホの現在地を確認できますよ。しばらくすると、操作している画面にメッセージが表示されますので、ロックとデータを消去するを選択してください。すると、紛失してしまったスマホに対して、デバイスを保護(ロック)とデータの消去ができるようになります。
デバイスの保護を起動すると、パスワードを指定してデバイスをロックできます。デバイスを発見した人から返却してもらえるよう、メッセージやデバイスの電話番号をロック画面に追加できますよ。それでも不正利用が心配なときは、デバイスのデータをすべて消去してしまうこともできます。ただし、スマホの中身が完全に消去されてしまいますので、選択は慎重に行ってくださいね。

詳しくはこちらのGoogle アカウントヘルプをご確認ください。

➁日本の電話会社に連絡して電話を止める
スマホを紛失してしまったとき、不正利用を防ぐために回線を停止させることが重要です。
急ぎ下記まで電話しましょう。

ドコモ:+81-3-6832-6600
AU:+81-3-6670-6944
ソフトバンク:+81-92-687-0025
※2019年3月現在の情報です。ご渡航前にもう一度ご確認ください。

日本の電話会社(ドコモ・au・ソフトバンクなど)と契約している人は、それぞれのポータルページから手続きができます。パソコンやタブレットなどの端末を使うか、同行者のスマートフォンを借りて手続きをしましょう。
1人で旅行をしている場合や、パソコンなどがどうしても用意できない場合は、公衆電話などを使ってコールセンターへ連絡する方法もあります。日本の電話会社は、国際通話に対応していますので、公衆電話からも通話ができます。

③盗難補償や旅行保険の確認

海外旅行保険やAppleCare+に加入している場合は、スマホが盗難されてしまったときに、補償が受けられるケースもあります。iPhoneの場合は、AppleCare+盗難・紛失プランに加入していれば、新しいiPhoneを受け取ることも可能です。また、androidの場合でも、各通信会社で紛失サポートを提供していることもありますので、加入状況をチェックしてみてください。
また、海外旅行保険に加入している場合も、携帯品の盗難補償が受けられるケースもあります。同じく、クレジットカードに付帯されている旅行保険でも、盗難補償を提供している場合もあります。ただし、海外旅行保険の補償を受けるためには、盗難証明書や被害届が必要になります。
ひどい目にあった国を去る前に、警察で盗難証明書を入手しておきましょう。
これは盗難にあった国の、警察以外では手に入れることができない書類です。
スマホがないから警察署の場所を調べることもできない……と絶望する事はありません。
盗難証明書を発行してくれる警察署は、大きな駅や空港の中に含まれている事がほとんどです。
逆に、街中の大きすぎる警察署は、このような飛び込みの小事件の対応をしてくれない場所もあります。適切な警察署についても、ホテルで尋ねておくと安心です。
盗難証明書は、おおよそ15~30分程で簡単に発行してもらう事ができます。

クレジットカードが盗まれた時の対応

①すぐにカード会社に連絡して止める
クレジットカードが盗まれてしまった場合は、不正に使われる可能性があるため、すぐに止めることが重要です。ほとんどのクレジットカード会社は、24時間365日でサポートセンターを開設していますので、盗難に気づいた時点ですぐに連絡しましょう。

《参考》海外からのカード盗難・紛失時の連絡先
・DCカード 国によってオートコレクトコール番号が違うので、それぞれご確認下さい。
・dカード 海外緊急サポートデスク 81-3-6838-9187 24時間 年中無休 
他、各自が持たれているクレジットカード会社の連絡先をご確認下さい。

サポートセンターが国際電話に対応している場合は、ホテルの電話を使ったり、公衆電話を利用して連絡してください。ただし、海外からだと電話できない可能性があるため、日本の友人や家族にお願いするのがおすすめです。クレジットカードを紛失した際は、名前や住所、生年月日、電話番号などの個人情報が必要になるので、信頼できる人にお願いをしましょう。

➁クレジットカード再発行に必要なものを確認
クレジットカードの利用停止ができたら、現地の警察署に行って盗難届を提出しましょう。クレジットカード自体の再発行には関係がありませんが、クレジットカードを不正に使われてしまったときに提出をお求められることがあります。万が一、クレジットカードが不正利用されてしまった場合に、盗難されたことが証明できれば、不正利用されてしまった分を帳消しにできる可能性も。帰国した後の手続きで必要になるケースもありますので、しっかりと盗難届けを受け取っておきましょう。

③クレジットカード会社に相談(クレジットカードがない場合)
クレジットカードを盗まれてしまった場合、残りの滞在をどのように過ごせば良いのか悩んでしまいます。ある程度現金が手元に残っていれば良いのですが、現金などがない場合は大変です。
じつは、海外に対応しているクレジットカード会社であれば、緊急用のクレジットカードを発行してもらえたり、キャッシングを利用できる可能性もあります。緊急時のサポート内容は、クレジットカード会社によって異なりますので、利用停止の連絡をするときにあわせて確認しておきましょう。また、海外にサポートデスクがある場合は、現地でサポートを受けられる場合もあります。万が一に備えるためにも、事前にどのようなサポートが受けられるのかをしっかりと確認しておくことがおすすめです。

④帰国後はクレジットカード保険に問い合わせ
無事に帰国できたら、クレジットカード保険から補償を受けましょう。海外保険に加入している方は、海外保険会社へ、AppleCare+を利用したい方はAppleへ連絡をしましょう。現地で保険の申請に必要な書類を入手しておけば、スムーズに補償の請求ができます。まずは、クレジットカード会社に連絡をして、海外で盗難にあった旨を連絡します。
電話で連絡した際に、その後の具体的な流れは説明を聞けますが、簡単には以下のような流れになります。

  1. 書類を作成する
  2. 現地で入手した盗難照明や購入証明書を添付して郵送する
  3. 書類の確認ができたら、補償金が振り込まれる

細かな補償の内容や請求の方法については、クレジットカード会社ごとに異なるので、帰国後できるだけ早めに請求することをおすすめします。

パスポートが盗まれた時の対応

①日本大使館で発給申請
パスポートを盗まれてしまったときは、現地の日本大使館での手続きが必要になります。再発給の手続きをするときは、子どものパスポートであっても、必ず本人が大使館の窓口へ行かなければならない点に注意してください。
日本大使館でパスポートの発給手続きを受ける前に、まず現地の警察署で紛失・盗難証明書を入手しましょう。盗難証明書を入手できたら、次の書類を用意して現地の日本大使館へ向かいます。

  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45×横35mm)
  • 本人確認や滞在資格を証明するもの

大使館の窓口に到着したら、紛失一般旅券等届出書を記入してください。これらの書類を窓口に提出することで、パスポートの失効と再発行手続きが受けられます。もちろん、日本語で案内をしてもらえますので、落ち着いて書類を用意してください。

➁受取期日の確認
パスポートの失効手続きをするときに、パスポートの再発給手続きも一緒に行えます。ただし、パスポートの再発行には10日前後の時間がかかることに注意しましょう。また、パスポートの再発行には、戸籍謄本又は戸籍抄本が必要になりますので、万が一に備えて海外渡航時に携行することをお勧めします。
帰国のスケジュールにパスポートの再発行が間に合わない場合は、帰国のためだけに1回限りで使える渡航書を発行してもらえます。滞在の日程にあわせて、パスポートの再発行か渡航書の発行のどちらかを選択してください。

 

 


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yaruzou55

2018年1月、地方銀行を63歳にて退職。 後の人生を面白おかしく生きるために、ちょっぴり早いサンデー毎日の生活に突入。 これからの生活で気が付いたこと、感じたことを書き留めるためブログを始めることにしました。(^-^)