第5回 薬とどう付き合うか
― 70歳、私はこう考えるようになった ―
70歳になり、気がつけば毎日いくつかの薬を飲んでいます。

・フェブリク(尿酸値)
・アジルサルタン(血圧)
・フォシーガ(腎機能)
・ハルナール(排尿)
・テリルジー(吸入薬)
若い頃の自分から見れば、
「こんなに薬を飲むようになるのか」と思うでしょう。
正直に言えば、最初は抵抗がありました。
薬に頼りたくなかった
私はずっと「運動で何とかする」人間でした。
痛風も、血圧も、腎機能も、
走れば良くなると思っていました。
できれば薬は飲みたくない。
体を鍛えて乗り切りたい。
そう思っていました。
しかし現実は違いました。
数字は嘘をつかない
eGFR 46.9。
血圧 150/95。
体が動いていても、
検査数値は別の事実を示していました。
私は初めて理解しました。
「運動」と「医療」は対立するものではない。
どちらかではなく、両方なのだと。
薬は“敗北”ではない
あるとき、こう考えるようになりました。
薬を飲むことは負けではない。
むしろ、未来への投資だ。
放置して悪化させるほうが、よほど危険です。
薬は敵ではなく、
体を守るためのパートナー。
そう思えるようになってから、気持ちは楽になりました。
減らす努力は続ける
もちろん、ただ飲み続けるだけではありません。
・毎朝の血圧測定
・塩分を控える
・体重管理
・適度な運動
できることは続けています。
薬を飲みながらも、
数字が改善すれば減らせる可能性もある。
その余地を残しておく。
それが今の私の姿勢です。
70歳のリアル
70代は、
「無理をする年代」ではなく、
「守りながら続ける年代」だと感じています。
若い頃は攻める人生。
今は調整する人生。
それでも、挑戦は終わりません。
トライアスロンも続けたい。
健康も守りたい。
そのために、私は薬と付き合っています。
否定せず、依存せず。
冷静に、前向きに。

次回へ
そして今、
私の新しいテーマは「血圧の実測値」とどう向き合うかです。
数字は毎日変わります。
その変動の中に、
体からのメッセージがあります。
(第6回へ続く)
